非公開拍手コメントへのお返事です。

    2月25日に『「遅咲きのばら達」サイトにUPしました。』の記事に
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    金の糸 -16-

    「アンドレ 到着されたようだ。」
    アランがケーキを配っているアンドレに報告にきた。
    「そうか ありがとう おまえもほら・・・」
    アンドレは飴のばらをアランの口に入れた。
    アランは口の中で砕けて上等なばらのリキュールが溢れてくるのを感じて
    「ほおぉこいつはいいや。」
    そう言いながら舌なめずりをした。アンドレはケーキもとりわけアランに渡した。
    「色々 ありがとうな。」
    「おっと 礼を言うのはまだ早いぜ。」
    アランの言葉の真の意味をアンドレが知るのはもう少し先。

    司会者が奏者の到着と演奏の始まりを告げると 庭に置かれたピアノの周りに人が集まった。
    モーツァルトが拍手で迎えられピアノに座る。
    奥からしずしずと黒髪の美女が現れると拍手の音は一段と大きくなった。

    「ああ まさか 本当にあなたに来ていただけるとは・・・」
    オスカルは自分達の  "真の生みの親" であるこの美女に敬意を込めて握手を求めた。

    彼女は微笑み 中央に立つ。
    モーツァルトに頷くと彼も頷き返し ポロン・・と鍵盤に指を落とす。

    スゥと下から立ち上るように滑らかで豊かな歌声が 
    天に上りやがてそれは地に舞い降りて広がり モーツァルトのピアノと絡まり躍る。
    そしてその舞は聞くものの心に 愛し合う喜びを自然とわき立たせるのだ。
    彼女のアリアは庭を超えて屋敷の外にまで広がり アンドレとオスカルを限りなく祝福した。

    「ありがとうございました。」
    感極まって アンドレは上ずりながら礼を述べた。
    「あらあら まだお礼は 早くてよ。」
    そう言うと彼女はアンドレの手に何かを握らせ 何やら耳元で囁いた。
    アンドレは驚いて彼女を見ると 彼女はいたずらな笑みを浮かべていた。
    手の中のそれをアンドレは嬉しそうに眺め
    「ありがとうございます。オスカルがどんなに喜ぶか・・・」
    その笑顔を黒髪の美女は微笑んで眺めた。

    (つづく)

    エピソード6

    なかなか 詳細の出ないエピソード6ですが
    発売まで1ヶ月を切っているので 今分かっていることだけでもお伝えします。

    ・掲載されるのはマーガレット8号(3月20日発売)
    ・120ページの大作。
    ・オスカル出生の秘密が描かれる。

    120ページといえばかなりのボリュームですよね。
    何回かに分けての掲載になるのか、
    別冊付録(前にベルサイユのばら1巻が付録についたことがありました。)になるのか。

    少なくとも3月5日発売のマーガレット7号の次号予告には
    何らかのお知らせがあると思います。

    ちなみに夏には絵本が発売になるようです。
    こちらも詳細はまだ分かりませんが楽しみですね。

    「遅咲きのばら達」サイトにUPしました。

    サイトに「遅咲きのばら達」UPしました。
    「金の糸」に続く『ダンドリBOOK』SS 第2弾です。

    今回は ばあやの結婚式を書いてみました。
    ブログでは「金の糸」終了後に連載いたします。

    以前 レモンとナタリーのその後が読みたいをおしゃって下さった方、お待たせしました。
    ようやく、書きあがりました。よろしければご覧ください。

    また、「金の糸」に「あとがき」を付け加えました。

    以前、「あとがき」を書いてくださいというコメントを頂いたのですが
    実は「あとがき」を書くことについて 迷っていましたので 
    そのことについて その時はお返事ができませんでした。申し訳ありませんでした。

    結局、”書きたいときは書いてもいいんじゃないか”という結論に至り
    これからも 書いたり 書かなかったり 後から付け加えたりになると思います。

    「あとがき」はブログではUPせず サイトのみとさせて頂きますので 
    こんないい加減なものでもよろしければサイトでご覧くださいね。


    金の糸 -15-

    その後ジャルジェ家に場を移して大宴会が開かれた。
    大広間だけでなくテラスに続く窓も 全て開け放し庭も使って行われた。
    アランが庭先の方が兵士達は気楽だと言ったからだ。
    勤務の合間をぬって駆け付けてくれる兵士も多く 予想以上の人出となった。
    また バスティーユの女神の結婚式と聞いて 覗きにきた市民にも気軽に庭に入ってもらった。
    「アラン達に相談して良かったな」
    オスカルは皆が楽しそうに過ごしているのを見て嬉しそうに言った。

    「踊ろう オスカル」
    アンドレがオスカルの手を取る。婚礼のダンスは新郎新婦から始まるのが習わしである。
    オスカルは次に介添い人のベルナールに手を取られる。
    花嫁は次々に祝福のダンスを申し込まれるのだ。
    この新郎新婦のダンスをきっかけに自然と踊りの輪が出来ていく。

    料理が振る舞われ ジャルジェ家自慢のパティシエのレミのケーキが 
    ワゴンに載って登場すると歓声が起きた。
    シュークリームに縁どられた大きい四角いスポンジケーキの台の上に 
    生クリームで化粧された輝くベルサイユ宮殿が建てられていた。
    そのコの字の建物の中 大理石の中庭に当たる部分には 
    メレンゲを焼いて作ったアンドレとオスカルのウェディングドールが手をつないで立っていて 
    その前に小さなシュークリーム2個が置かれている。
    さらにその前にfelicitations pour votre mariage!(ご結婚おめでとうございます!)と
    チョコでメッセージが添えられ その周りに
    色とりどりの飴細工の透き通ったばらが飾られている。

    「ありがとう レミ へぇ 窓の所は青い生クリームで 窓枠はチョコか・・・」
    オスカルは見事に再現された宮殿に驚いた。皆も集まって来て感心している。
    「見て、見て、オスカルお姉ちゃまがいる!」
    「ル・ルー隣にいるのはアンドレだね!」
    ル・ルーとモーリスは興奮しながらケーキを観察している。
    良く見るといくつかの窓にはチョコでシルエットが描かれている。
    人だったり 花だったり 犬だったり。

    皆が見守る中 アンドレが自分の人形の前に置かれたシュークリームを摘まむと
    オスカルの方を向いた。
    「オスカル」
    オスカルは恥ずかしそうに 目を閉じて口を開けた。
    でもなかなかアンドレはお菓子をあげない。
    焦れてオスカルが口を閉じて目を開けると 
    アンドレはお菓子を持ったままクスクス笑っていた。
    「指輪のお返しだ。」
    「なんだと!」
    オスカルが怒鳴ったその口にアンドレはポイッとシュークリームを入れた。
    「うっ」
    オスカルが咽喉を押さえたのでアンドレは心配になってあやまった。
    「ごめん オスカル 大丈夫か・・・水を持ってくる。」
    行きかけるアンドレの肩をオスカルは押さえ
    「大丈夫だ ほら!」
    振り返ったアンドレの口に オスカルは素早くシュークリームを取って入れた。
    不意打ちを食らって驚くアンドレに
    「美味しいだろ。」
    オスカルは豪快に腹を抱えて笑った。

    「これ!オスカル 花嫁がはしたない・・・」
    おくさまに怒られて
    「そうだった!わたしは今 女だった!」
    はっとしているオスカルに今度はみんなが笑った。

    「さあ オスカルさま アンドレ」
    レミが青いリボンの付いたナイフを手渡す。
    二人でそれを持ってケーキを切り分け、皆に振る舞うのだ。
    「何だかもったいないですね。」
    ロザリーは素敵なベルサイユ宮殿が少しずつなくなっていくのが寂しいようだ。
    でも一口食べると
    「あら おいしいわ。お代わりしてもいいかしら。」
    うふっと笑って言った。

    「オスカルお姉ちゃま ル・ルーのは 赤いばらものせてね。」
    「いいとも ほら」
    ル・ルーが飴で出来たばらをかじると 
    繊細に薄く伸ばされた飴はパリンと音を立てて砕け 
    口の中に甘い味とばらの香りが広がった。
    「いい香り・・・」
    「えっ 飴に香りがついてるのか?」
    「ええ オスカルさま ばらの花芯の部分を 
    ばらのリキュールを仕込んだボンボンにしてあるんですよ。」
    レミがいたずらっぽい目をして答えた。
    「おい!アンドレ 私の分のばらも取って置いてくれ」
    オスカルが慌ててアンドレに頼んだ。

    (つづく)

    展覧会「ベルサイユのばら オスカル編 ばらは美しく燃え」

    長崎ハウステンボス美術館において、

    展覧会「ベルサイユのばら オスカル編 ばらは美しく燃え」が開催されます。

    http://www.ikeda-riyoko-pro.com/info/index.html
     
    会期:2015年4月11日(土)~7月20日(月・祝)
     
    会場:ハウステンボス美術館
     
    サイン会:5月9日(土)

    まだ 詳細は分かりませんが サイン会があるなんて楽しみですね。

    猫の日

    猫の日は1987年に ペットフード工業会(現ペットフード協会)主催の
    猫の日制定委員会が制定しました。
    ペットフード工業会が全国の愛猫家から公募して この日に決まったのです。

    猫の鳴き声、”ニャン・ニャン・ニャン” ”2,2,2、”の語呂を合わせです。

    ベルばらきっての猫好きといえばこの人

    ネコちゃ~ん♡


    Kidsですっかり猫好きが定着したジェロ様  その猫好きたるや 相当なもの

    今日だけは・・・

    オスカルさまより ねこちゃん!? でもこんなジェロさまならアンドレ君は安心出来ますね

    金の糸 -14-

    ジェローデルは少し離れてこの様子を見ていた。
    護衛である彼は常に周囲に注意を払らわねばならない。

    "わがシルフィールド" 
    あなたはついに その羽を休める暖かな胸にたどり着いたのですね。
    確かにあなたを感じても 掴みどころのない風のように 
    あなたはわたしの手をいつもすり抜けてしまいました。
    時にいたずらなつむじ風のように 時にあたたかな春の花薫る風のように 
    荒れ狂う嵐のようだった事も 微かに震える微風であった事も・・・

    "風を掴まえるなど 出来はしないのだと そう思いたかった。"

    "けれど 本当はあなたは彼を求めて 誰にも捕まらぬように 吹き抜けていたのですね"

    結局 ジェローデルは一言もオスカルと話さず フェルゼン達と帰っていった。

    ふと 風がジェローデルの髪を揺らす。ばらの香がする。
    そっと風の吹く方を振り返るとオスカルのベールが舞い上がり 
    その陰で静かにこちらを見つめる青い目と視線がかち合う。
    オスカルは静かに腰をかがめ優雅にお辞儀をした。ジェローデルも胸に手を当てて礼を返す。
    顔を上げた二人は互いに自然と笑みがこぼれた。それで十分だった。

    ジェローデルは踵を返し 職務に戻る。

    "生涯なにがあっても・・・だれのためにでも・・・
    わ・・・わたしは・・・ わたしはドレスは着ん!"

    あなたの言葉は嘘ではない。
    わたしにはその後に"アンドレのため以外は!"と言う言葉が続いていることがわかっていました。

    あなたが いたいたしかった。
    だからあなたのために "彼ごと" 愛して差し上げても良いとさえ思い詰めていました。

    "愛はいとしい人の不しあわせをのぞまないものだが・・・もちろん・・・"

    今問いかけられても わたしは迷うことなく答えるでしょう。

    "もちろん"

    それがわが身を引き裂くほど苦しくとも 
    あなたが不幸である苦しみよりはずっとずっと良いからです。

    風が又 いたずらをする。愛しい人の香りと笑い声に 
    風を掴まえた幸運な男の声を重ねて ジェローデルの耳元を吹き抜ける。
    ふふ・・・と苦笑しながら 彼は今度は振り返らなかった。

    (つづく)

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    フェリシモ×ベルサイユのばら

    様々なコラボを展開しているフェリシモのスキヤキでベルサイユのばらが登場です。

    http://www.sukiyaki-jp.com/koto/025020.html

    アントワネットさまとオスカルさまをイメージしたアイテムです。
    ドレスワンピースにはそれぞれに合った 面白いオペラ座の舞踏会仮面マスクが付いています。
    (パニエにはついていないようです。)

    http://www.sukiyaki-jp.com/mono/025041.html

    膝丈の軽やかで 華やかなドレスワンピースですね。
    まだ発売になっていないアイテムもありますが2月下旬には発売になる予定です。
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    青林

    Author:青林
    ”ベルサイユのばら”の二次創作サイトを作っています。ぜひ遊びに来て下さいね。

    青林サイトへ

    ただいま、コメントへのお返事は基本的にはしておりませんが、頂いたコメントは大切に読ませていただいています。ありがとうございます。

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