大人の少女マンガ手帳 偏愛!美少年の世界

    「ベルサイユのばら」とはあまり関係ないのですが、
    興味のある方もいらっしゃるのではないかと思いましたのでご紹介しますね。

    その名も「大人の少女マンガ手帳 偏愛!美少年の世界」

    表紙の右スミにご注目!鼻血が・・・

    出版社:宝島社 
    定 価:1380円+税

    詳しくはこちらを

    http://konomanga.jp/special/57382-2

    中はもちろん、美少年尽くし(〃▽〃)
    カラーページがふんだんに使われ、大きなカットが惜しげもなくちりばめられております。

    ちなみに、美少年マンガBEST10に輝いた作品は

    「風と木の詩」
    「トーマの心臓」
    「摩利と新吾」
    「エロイカより愛をこめて」
    「ポーの一族」
    「変奏曲」
    「われらはみだしっ子」
    「パタリロ!」
    「カルフォルニア物語」
    「玉三郎 恋の狂騒曲」

    このタイトルだけでも 懐かしい記憶がよみがえりますね。

    もちろん、記載されている作品はこれだけではありません。
    美少年好きをうならせる作品が多数紹介されています。

    その中で「オルフェウスの窓」のユリウスが取り上げられていました。
    彼女は美少女ですが たしかに雰囲気は美少年という感じですね。

    アンドレ君も思わぬところに登場していました。

    「人気漫画家に聞く!美少年マンガ偏愛♡ランキング」の雁 須磨子先生のコーナーで
    お気に入りの美少年キャラクターベスト2にアンドレ君が輝いていたのです。

    先生のコメントは「一番自分のマンガのイケメンに影響してると思う。
    おさななじみで髪が下りたら片目が隠れてて 
    何か性格がじっとりしている爆発型。かっこいい。」でした。

    ちなみに1位は「摩利と新吾」の安曇紫乃 
    3位は「キャンディ・キャンディ」のアルバートさんだそうです。

    この本では紹介されませんでしたが 
    青林の中の美少年ベスト1はやはり ルイ・ジョゼフ殿下ですね。

    パラパラ…ページをめくっていると 
    学生時代に友人とコミックスを回し読みした想い出がよみがえりました。
    こうして今見ても 色あせることなく美しい世界であることに驚かされます。
    懐かしくて美しい本です。

    スポンサーサイト

    約束していた言葉 <4>

    「オスカルさま オスカルさま」
    小さな手がオスカルを揺り動かす。

    「う…うう…ん」
    体中が痛い。頭がズキズキする。それでもオスカルは体を起こして辺りを見回した。
    一瞬ここがどこなのかわからなかった。

    「オスカルさま お顔を拭いてください。スープとパンを用意してありますから。」
    ロザリーから渡された濡れたリネンで顔を拭きながら オスカルは強い空腹感を感じた。
    「アンドレは? ジャンやフランソワはどうしている?」
    「3人とも無事です。ただジャンさんだけはしばらく起き上がれそうもないのですが…
    一時は本当にあぶなかったのです。今は落ち着いています。」

    この時、ロザリーは少し上目使いにクスッと笑った。
    「なんだね?ロザリー」
    「いえ、アンドレも気が付いて真っ先に
    『オスカルは オスカルはどこだ?』って叫んだものですから。」
    それを聞くと オスカルは顔がカァ…と熱くなった。

    "あのバカ!うわ言でなにか言っていなきゃいいが"

    二人が夫婦になった夜が体にリアルに思い出された。

    そんな様子をロザリーは微笑んでみていたが 
    まさか、もうオスカルが乙女でないなどとは想像もしていなかった。
    ただ、きっとオスカルさまはアンドレに恋をし始めていらっしゃるのね、
    そんな風に感じていたのだ。

    食事を取りながら オスカルは寝ていた間の出来事の報告を受けた。
    「市民兵の人数は集まったのですが 武器が無いため 廃兵院にそれを要求しました。
    司令官ソンブルイユ侯爵は無抵抗でした。
    王の軍隊も戻ってくる気配がなく 事態は沈静化に向かうかと思われたのですが、
    明るくなってみるとバスティーユの大砲の向きがパリ市内へ
    つまり我々に向けられているのがわかりました。」
    オスカルはスプーンの手を止めた。
    「今、弁護士のテュリオ殿が市民の代表らとともに ド・ローネ候の説得にあたっています。」
    その時、市庁舎中に響き渡るかのような大声を発しながら 男達が駆け込んできた。

    「大変だ!ド・ローネ候にだまされた!」
    「和解するふりをして 市民を誘い込み、狙い撃ちにしている!」
    オスカルは残りのパンを急いで口に放り込んだ。

    市庁舎前に兵士を集め 隊伍を整え点呼を取る。
    夕べのゲリラ戦とは違う。要塞を攻めるのだ。
    オスカルと隊員達は緊張に身を強ばらせた。

    「バスティーユへ!!」
    「おーっ!」
    鬨の声が上がる。

    つい いつもの癖で オスカルは後ろを振り返り
    「アンドレ いくぞ! 用意はいいか」
    そう言ってしまった。だが 振り返った先にいたのは
    柔らかな微笑みを浮かべる彼女の従卒ではなく 呆れた顔をしたアランだった。
    「アンドレじゃないけど アラン・ド・ソワソン 出撃用意はばっちりです!隊長!」
    「あ…」
    恥ずかしそうにするオスカルに隊員達はどっと笑った。おかげで緊張が解れたようだ。

    バスティーユに向け 意気揚々と進軍を開始した。

    バスティーユでは 市民が苦戦を強いられていた。
    ただでさえ 市民達は戦闘どころか銃すらまともに使えぬ者も多い。
    まして要塞を攻めるなど、どだい無理な話なのである。
    けれど フランス衛兵隊の登場は それを一変させた。

    大砲が火を噴き 堅固な要塞を崩し始める。指揮官が現れたことで 市民がまとまりだした。
    オスカルの指示で跳ね橋を襲い、これをおろすことに成功した。
    こうなってくると 多勢に無勢 バスティーユの守備兵達は浮足立った。

    「くっそう!」
    こんなはずではなかった。いかに人数が多かろうと 所詮は烏合の衆。
    決して要塞が落ちることなどなかったはずなのだ。
    ド・ローネ候は唇を噛みしめ、拳でテーブルを叩いた。
    「あいつだ。あの裏切り者のジャルジェ准将さえいなければ…」
    まだ、勝機はあるかもしれない。
    「狙撃兵は全員、ジャルジェ准将に狙いを絞れ!!!」
    ド・ローネ候の命令が要塞を駆け巡った。

    (つづく)

    「世界水紀行」

    情報をいただきました。
    本日(2/25)放送の「世界水紀行」のテーマが
    「ベルサイユ宮殿とゴッホの愛した風景 イル・ド・フランス」だそうです。

    http://www.bs4.jp/w_mizu/onair/140/index.html

    追記:公式サイトに放送内容がUPされましたので リンクをそちらに張り替えました

    放送局 :BS日テレ
    放送日時:2月25日(本日)19:00~

    情報をお寄せいただきありがとうございましたo(^▽^)o

    約束していた言葉 <3>

    「パリの街は 無法地帯となっています。」
    オスカルは軍関係者が集められた一角で自分の意見を述べた。
    「軍はマルス練兵場に集結し、すぐにでも反撃してくるでしょう。」
    「われわれもそれを恐れている。数日前から市民軍の組織化を図っているのだが…」
    「一刻の猶予もなりません。」
    オスカルは言葉を続ける。
    「すぐに非常徴収を!我々フランス衛兵隊も町の治安回復の為にパトロールに出ます。」

    その時だった。ひとりの男が駆け込んできた。
    「大変だ!軍が動き出したぞ!」
    また、別の男が飛び込んできて 
    「奴ら 船でセーヌを渡ろうとしている!」

    それを聞いてオスカルはにやりとした。
    おそらく各地の橋や通りがバリケードでふさがれていて通れないと思い 
    船での移動を考えついたのだろう。
    けれどそれでは大人数の軍事展開をするには時間がかかる。

    一方、自分が率いる隊の中にはパリで生まれ育った隊員が多い。

    "裏をかけるな"

    オスカルはすぐさま パリの地図を指し示しながら計画を話し始めた。

    王家の軍を統率するブザンヴァル司令官は好色で知られた人物である。
    オスカルも何度か対面したことがある。
    高齢にもかかわらず舐めるように下から上へと走らす視線に嫌悪感を憶えたものだった。
    こんな人物がパリ軍管区司令官とはと、眉をひそめたものだが 
    今はこんな軽薄な奴が司令官で好都合だ。

    船で上陸できそうな箇所の中からわざと 手薄な場所を作り 
    待ち伏せする作戦をオスカルは提案した。
    相手がブザンヴァル司令官ならば こんな見え透いた手でもかかってくれるだろう。
    こちらの兵士は圧倒的に少ない。
    兵器も十分ではないのだから 敵を少しずつ誘い込んで叩くしかない。

    フランス衛兵隊の中から三分の一を市庁舎に残し 
    招集で集まった市民兵を指揮して市内のパトロールに当たらせることにした。
    残りの兵を率いてオスカルは目的の敵上陸地点の大通りに向かった。

    夕闇が迫り始めていた。パリの街は興奮と混乱の中にあった。
    小さな小競り合いがあちらこちらで絶えず起こっている。
    だがそれら個々の事に今は構ってはいられない。
    それは残してきた兵士達と市民兵にまかせて 
    自分はもっとおおきな敵と相対しなければならない。

    予定の大通りはバリケードの撤去にもたついていたが 
    フランス衛兵隊の到着で一気に加速し数分後には片付いた。
    暗がりが広がりつつあったが なんとか兵士の配置を完了することが出来た。

    「隊長!きました!ロワイヤル・アルマン連隊です!」
    セーヌに放っていた斥候の一人が駆け込んできた。
    敵はまんまと罠にかかりこちらに向かっているらしい。

    「弾込め!準備」
    オスカルが命令を発すると それが復唱され全員に伝わる。
    「弾込め!準備」
    「弾込め!準備」
    「弾込め!準備」

    やがてそれは 返す波になり
    「弾込め 準備完了」
    「弾込め 準備完了」
    「弾込め 準備完了」
    「隊長!全員準備完了しました。」
    そうアランが報告に来るころには あたりはすっかり暗くなっていた。

    息をひそめて待つと 街の喧騒の中に 進軍太鼓の規則正しい音が聞こえてきた。
    先ほどとは違い今度は 声を潜め 伝言が伝わる。

    「射撃用意」
    チャッ チャッと銃を構える音がする。
    大通りの街灯は両脇の建物からつるされ 通りの真ん中を照らしている。
    脇にある建物の陰に潜む兵士にその光は届かない。
    そしてその光は煌々と敵の進軍を照らしてくれているのだ。

    十分ロワイヤル・アルマン連隊が通りにはいったところで オスカルは凛と響く声を上げた。

    「撃て!!!!」
    一斉射撃が始まる。突然のことに それまで整然と進んでいた隊列が 一気に乱れ 
    あっけなく敗走を始めた。ところが引き返そうにも 後ろからも次の隊が押し寄せて来ていた。
    限られた道の幅の中でどちらに進んでいいか分からず 敵兵は混乱した。
    それを狙い撃ちするのはたやすいことだった。

    なのに どうしてだろう?

    オスカルは胸が痛かった。

    だが、今は感傷的になっている時ではない。
    決定的なダメージを受け 敵は敗走した。

    この報を受けたブザンヴァル司令官は 鳴り響く警鐘の音と上がる炎 
    手におえない市民の略奪と暴動に恐れをなし 
    各連隊に直ちにそれぞれの駐屯地に帰るよう指示をだした。

    フランス衛兵隊の攻撃で 士気の下がった軍隊にこれほどの事態を納めることは
    もはや不可能と感じたのだ。しかも彼らを養う兵量はつきかけていた。

    パリから王の軍隊は撤退したのである。
    が、これはパリが無法地帯になったことをも意味していた。
    軍の陰がなくなると 市民たちはますます 勢いづいて略奪と破壊を繰り返した。

    もちろん、オスカル達はすぐにパトロールに当たっていたユラン伍長の隊と合流、
    パリの治安回復に努めたが それは思う程成果を上げることはできなかった。
    狂人のように荒れ狂う市民に発砲すらできない状況で、やれたことといえば 
    数名の騒乱扇動者と略奪の現行犯を逮捕するくらいなものだった。
    夜が明けるころには オスカルも衛兵隊の兵士達も 
    すすけた顔をしてぐったりとなってしまっていた。

    幸い オスカル達が奔走している間に 多くの市民兵が駆け付けてくれたので 
    オスカル達は仮眠をとることが許された。
    ボロボロの体は市庁舎の固い床の上でも 構わず眠りに落ちてくれた。

    薄い毛布に包まって オスカルはアンドレの事を考えたが 
    すぐに泥のように眠りこけてしまった。

    (つづく)

    約束していた言葉 <2>

    残った兵士の点呼を取ると 死者は0、負傷者3名。

    戦闘はまだ終わってはいないのだ。

    パリの街は暴徒と軍隊で 混乱を極めている。

    数日前に組織された 何の訓練もされていない市民軍など どうしていいか分からず
    狼狽えるばかりだ。戦闘のプロである フランス衛兵隊の力が必要だ。

    オスカルは残りの兵士達の隊列を組み直した。
    「隊長!軍は皆マルス練兵場に集結するよう指示が出ている模様です。」
    斥候のラサールがそう報告した。

    ラサールはオスカルが赴任してからその才を見いだされ 
    斥候兵として特別な訓練を受けていた。
    彼は重要な時には適格に働くことが出来るのに、
    何故だか目立たないという特殊な才能があったのだ。

    「敵も体勢を立て直す気らしいな。よし 我々もパリ市庁舎に向かう。」
    オスカルは軍を2列に並べ行進を開始した。
    道すがら多くの商店が略奪にあっているのに遭遇したが 捨て置いた。
    心は痛んだが 店主が逃げた後の商店を守ってやる余力はない。
    ただ、陵辱されている女性、一方的な暴行を受けている者は助けてやった。

    パリの街は混乱の中にあった。市庁舎も例外ではない。
    オスカル達が到着すると 沢山の暴徒たちが その傍で気勢をあげていた。
    オスカルはすぐさま、兵士を配置し 市庁舎の安全を確保した。

    その様子にパリ市長フレッセルが気づき出迎えた。
    「おお あなた方が我々の味方になって下さったという フランス衛兵隊の諸君か。」
    市長はオスカルの手を握り 肩を抱いた。
    「指揮官のオスカル・フランソワです。」
    オスカルも挨拶を返す。市長は庁舎の奥にオスカルを自ら案内した。

    中ではパリの街の有力者が数百人も集まり 今後の協議をしていた。
    「軍事の専門家として 君の意見が聞きたい。」
    そう何人かが オスカルに声をかけたが
    「信用できるのか?そいつは軍のスパイかもしれないぞ。」
    そう野次を飛ばすものもいた。

    「私が保証する。」
    そう声をあげたのは老齢の愛国者 ド・ラ・サル侯爵である。
    「ようこそ パリへ。」
    彼はそう言うと オスカルを檀上に引き上げ
    「諸君、彼女はあの卑劣な暴力で 
    王室が我らの国民の代表である議員達を 会議場から追い出そうとしたその時、
    自らの命を盾に軍隊を止めてくれたジャルジェ准将その人なのです。」
    わーと歓声が上がる中
    「彼女?あいつ女なのか?」
    と戸惑う声も少なからず混ざっていた。

    「おれも知っている。あの日おれもそれを見た!」
    「わたしもだ!」
    何人かの声が 侯爵の言葉を証明し オスカルは友好的に迎えられることとなった。

    ひとまず 運びこまれている衛兵隊員の様子を確認した。

    怪我をしたのは フランソワ・アルマン、ジャン・シニエ そして、アンドレ・グランディエ。
    フランソワは肩を銃弾が掠めただけなのでたいしたことはなかった。
    問題なのは アンドレとジャンであった。
    ジャンは背中から心臓に近い位置を銃弾が貫いていた。
    幸い弾は貫通していたが 薬が足らないため 十分な手当ができなかった。

    それに比べればアンドレは いくらかはマシというものの重症である。
    左肩に2発 左胸に一発。全て弾は貫通していた。

    見守っていたオスカルは 医師の診察が終わるや否や 問いかけた。
    「どうですか?二人の容体は。」
    「あまり よろしくありません。」
    医師は気の毒そうに言った。
    「幸い 急所は外れているのですが 消毒液も薬も不足しています。
    傷口の化膿や感染症が心配されます。」
    「…」
    医師が一礼して 次の患者に向かうのを オスカルも一礼して見送った。

    「心配いりませんよ。やつらは頑丈にできてますから。」
    ふいに背後から声をかけられ 振り返ると アランが立っていた。
    「アンドレが 隊長を残して逝けると思いますか。」
    「アラン…」
    「行きましょう。おれ達はまだやらなきゃいけないことがある。」

    「そうだ オスカル 行ってくれ。おれなら大丈夫だ。」
    「アンドレ!」
    ようやく アンドレが重そうに目を開けた。
    「気が付いたのか。」
    オスカルが跪いてアンドレの手をとる。

    その手をアンドレは弱弱しく握り返した。
    「さあ 行くんだ。」
    苦しいながらも懸命に笑顔をつくろうとする。

    オスカルはアンドレの手にくちづけを落とすと そっとその手を下した。

    「いいか アンドレ わたしが戻るまでに 元気になるんだぞ いいな!」
    オスカルは目じりに込み上げた涙が零れぬようにこらえながら命じた。
    「ああ」
    アンドレの声に オスカルはふっと笑い サーベルを握り直して 立ち上がった。

    (つづく)

    アニメ版ベルサイユのばら萌え語り(33)新生アニばら

    「ベルサイユのばら」という作品は
    人間の誕生から死までを ダイナミックな歴史を舞台に描いています。

    さらに 女でありながら 男でもなければならなかった オスカルの登場により
    複雑な心理状態を表現していながら その決定的な答えは読者に委ねられているのです。

    読者は オスカルはきっと こんな風に考えたのではないだろうか。
    きっと こんな気持ちだったのではないだろうかと
    無意識のうちに 考えさせられてしまうのです。

    そんな作品ですので いろいろな解釈が生まれます。
    その解釈の一つがこの「アニメ版 ベルサイユのばら」なのではないでしょうか。

    だとすれば 世代が変わった今のアニメーター達が
    どんな新しい解釈をするのか興味があります。

    アニばらは40回という短い中で オスカルの誕生から死までを 丁寧に描いています。
    原作はアントワネット フェルゼンも加えて3人が主人公だったのに対して
    アニメではより中心をオスカルにすえ 結果 彼女と関わりの深い
    ジャルジェ将軍 アンドレ ジェローデル アランなどの出番が増えた感があります。
    それにより 原作とは違った味わいがありました。

    さらに動きと音のあるアニメの特性を 存分に生かし 
    オスカルの活躍がより迫力あるものになったことも 
    ファンとしてはアニメになって良かったと思う点です。

    本当に素晴らしいアニメだと思います。

    だから 私はリメイクではなく 新生という言葉を使いたいのです。
    アニばらは素晴らしく、これは何も変えてほしくない。

    だから「ベルサイユのばら」を再アニメ化するのであれば 
    全く白紙の状態から作るべきだと思うのです。
    新しい観点から原作を読みとき 新しい感性で生み出されるまったく新しいアニメ。

    新生アニメ版 ベルサイユのばらがわたしは見たいのです。

    イメージを壊されたくないとか 色々意見もあるかと思います。

    しかし、あるものは見ないという選択ができますがないものは選択の余地がありません

    こちらのブログをご覧の方は 多かれ少なかれ 二次創作に興味をお持ちと思います。

    二次創作をあちらこちらで ご覧になって 「この二次創作はここが好きだけど ここは嫌い。 
    あちらの二次創作は絵は上手だけど 文章はいまいち」など
    全てが気に入っている二次創作など めったにないという実感を
    お持ちの方が大半なのではないでしょうか。

    そのなかでも 気にいった部分もあるからこそ みたいのですよね。
    そして 自分の気にいったものを見つけるには
    選択肢が多い方がいいに決まっています。

    お洋服でも いろいろなサイズやデザインがあるからこそ 自分にあったものが選べるのです。
    もし 一種類しかなかったら 多くの人は楽しい気分にはなれないでしょう。

    アニメは強要されて見るものではありません。
    嫌ならば見なくてもいいのです。

    もしかしたら 新しいアニメは自分の感性にあうかもしれないのに
    その可能性をなくしてしまうのは 非常に残念なことです。

    わたしは ぜひとも また 動くオスカルさまが見たいのです。 
    新生アニメ版ベルサイユのばらが作られることを強く望んでいます。

    永遠の愛を…


    さて、長々、独断と偏見で萌えを語ってまいりましたが 今回が最終回です。

    とはいえ これで 自分の萌えを全部出しきったとは思えませんでした。
    実際は 話のテンポや ネタバレへの配慮
    (それでも だいぶネタバレしちゃってましたが(^_^;)
    力量不足 知識不足 などのために 語れなかったことが けっこうありました。

    さらに これは原作の「ベルサイユのばら」でもいえることなのですが

    新たな萌えが次々湧いてしまうのできりがないのです。

    アニばらは見方によって 色々な解釈ができてしまう作品です。

    おそらく見る人の年齢や立場(学生だったり 会社員だったり 親になったりなど)が変わると
    前に見た時とは違う感想をお持ちになるのではないでしょうか。

    否、 そんなに大きく環境が変わってなくとも 
    一度目より 二度目 三度目はより深く味わえるので
    新たな感動があるかもしれません。

    そのような作品ですので これからも きっと わたしは死ぬまで 
    新しい萌えを発見するのでしょう。

    こんな素敵な作品に巡り合えたことを幸運に思います。

    そして このような作品を作ってくださった方々に深く感謝いたします。
    ありがとう ございました。

    約束していた言葉<1>

    2014年12月に発売された 結婚情報誌ゼクシィ2015年2月号の特別付録
    『ダンドリBOOK』のSSです。ルイ・ジョゼフ殿下が生きている設定になっています。

    史実と異なる デタラメなお話です。決して 鵜呑みにしてはなりません(笑)

    このSSはすでにサイトに全文載っていますので、
    早くお読みになりたい方、まとめてお読みになりたい方はそちらをご覧ください。


    第1章  ルイの目覚め


    アンドレ
    この戦闘が 終わったら 結婚式だ

    そう告げたのは ほんの少し前。
    それなのに 彼は割れるグラスの音にさえ 気づく事無く目を閉じている。

    オスカルの中で 恐ろしい勢いで走馬灯が流れ 何かが壊れてしまった。
    夢中で駆けだしていた。

    置いて逝かないで!
    置いて逝かないで!

    わたしを一人にしないで!!!!!

    だれか!だれか!だれか!

    わたしを 撃ってくれ!
    頼む!わたしをアンドレのところへ!!!!

    「隊長!!」
    アランが必死に追いついて オスカルの腕を取る。
    一瞬止った彼女だが すぐに倒れ込んでしまった。

    激しく泣きながら 石畳の上に突っ伏して泣くオスカルの背を起こしながら  アランは言った。

    「ちょっと 落ち着いてください!隊長 アンドレの奴は死んでなんかいませんから。」
    「えっ」

    がばっとオスカルは身を起こしてアランを見た。
    次に素早く アンドレの方を見ると もう担架が到着していて  彼を乗せるところだった。

    「気を失っているだけです。隊長が水取りに行っている間に 
    ロザリーさんが通りかかったんで 担架をお願いしました。 止血もおれがしときました。
    3か所とも急所は外れていましたから  たぶん 大丈夫ですよ。」

    へなへなとオスカルはまた 地面に座り込んだ。

    「死んでない…」
    半ば放心したようにオスカルは呟いた。

    「オスカルさまー!」
    ロザリーが手を振りながら近づいてくる。

    「オスカルさま どこか お怪我でもされているのですか?」
    いつもと 違い魂の抜けたようになっているオスカルの様子に
    ロザリーは心配そうに、 体のあちこちを調べる。
    「わたしは 大丈夫だよ。」
    やっと オスカルは平常心を取り戻し ロザリーに柔らかな笑顔を向けた。

    「良かった。」
    ロザリーは胸に手を当ててほっとした様子を見せた。

    「アンドレはこれから 市庁舎に運びますね。
    有志の医師の方々が怪我人の治療をしてくださっていますから。」
    「ああ ありがとう ロザリーもお手伝いしているのかい。」
    「はい。」
    春風のような笑顔で答えると ロザリーは走り去った。
    その背に
    「後から様子を見に行くから それまで頼む!」
    と声をかけると ロザリーは一度振り返って 頷いて見せた。

    そこへユラン伍長が駆けてきた。
    「隊長!戦闘は終了しました。ドイツ人騎兵はマルス練兵場方面に退却いたしました。」
    その声にオスカルは自分の立場を思い出した。
    「よし!皆を集めて 被害状況の確認をする。」
    オスカルはすくっと立ち上がった。

    「やれやれ」
    アランは 疲れたように片手で顔を覆った。

    "アンドレ やっぱり おまえは凄いよ。"

    そう思う。そのアンドレが負傷している今、やはり代わりをするのはおれなのだろうと
    アランは覚悟を決めた。

    (つづく)

    アニメ版ベルサイユのばら萌え語り(32)オスカルとアンドレ

    見えないけれど おまえの心はちゃんと見える


    ガラス細工のように 美しく 繊細で 儚げで…

    痛々しいくらいに 脆く あやうい 

    死の直前の オスカルとアンドレは そんな感じがしました。

    二人は始めは まるで男の子どうしの親友でした。
    やがて それぞれ 恋をして 普通であれば 
    人生のもっとも美しいはずの時代を 苦しみの中で過ごします。

    さらに 身体的要因 失明と結核
    時代的要因 革命 が加わり 命を削るような日々を送らざるをえなくなります。

    子供の頃 おぼれかけて 二人で懸命に泳ぎ切った。
    あの日のように また 二人で手を取りあえたなら 命がまた輝き始める。
    そう 感じられたのに 

    二人には 時間が残されていませんでした。

    命を削って 透き通るほど薄く儚く それでも穢れることなく 砕けてしまいました。

    アニばらは 人間の弱さ もろさを 見事に描いています。
    そして 弱さゆえに 人間は愛おしい存在となります。

    体位?そんなことどうでもいいじゃないか

    アニばらの 愛の夜は そんな傷つきつかれたオスカルとアンドレが 
    まるで 癒しあうように愛し合います。

    原作の二人が 新しい時代に参加し 
    それを作り上げる偉業に高らかな声を上げていたのに対して

    アニばらの二人は時代に翻弄され 疲れ果てていました。

    人は必ずしも 力強く前向きなものだけを愛するのではありません。
    締め付けられるほどの切なさにも 涙するのでしょう。

    おまえと永遠に…

    だから どちらの二人も それぞれ美しく わたしの胸を打つのです。

    ちなみに本日2月17日はオスカルの声を演じていらした田島令子さんのお誕生日です。
    この方無しではアニばらの魅力も半減していたことでしょう。

    田島令子さん お誕生日おめでとうございます。
    素晴らしいオスカルをありがとうございました。+゚。*(*´∀`*)*。゚+

    GINZA3月号

    今、発売中の「GINZA3月号」です。

    斉藤工 三浦春馬も載ってるよ

    「ベルサイユのばらを夢見て」という記事が掲載されています。

    http://magazineworld.jp/ginza/ginza-225/

    内容はアクアスキュータムのサイトで公開されている「アントワネットさまとオスカルさま」
    「アンドレ君とオスカルさま」のイメージビジュアルがそれぞれ1Pずつと
    トレンチコートの着こなしで 「ベルサイユのばら」の登場人物を
    表現したグラビアが6Pというもの。

    こちらのGINZAツイッターで内容を見ることが出来ます。

    https://twitter.com/GINZA_magazine/status/698333292479672320

    オスカル アントワネット フェルゼン ロザリー ポリニャック夫人 アンドレ の順に
    掲載されています。

    私には芸術的過ぎて 正直よくわかりませんでした(汗)
    ご購入の前に 店頭で内容を確認された方がいいかもしれません。

    私はアンドレ君とオスカルさまのイメージビジュアルが目的でしたので満足しています(*^_^*)

    袖すり合うも多生の縁<45>

    結局 アンドレとオスカルが結婚したのは 
    アントワネット様の式から2年もたってからだった。
    屋敷に近い子供の頃から通っている教会で式をあげた。

    「あなたたちは いずれこうなると感じておりました」
    かつては青年だった彼が貫録のある司祭になり 子どもだった自分達が 大人になった。
    この教会は この教区の人々の成長をもう何百年も見守り続けているのだ。

    そして 式の後はジャルジェ家の庭で お披露目のパーティーを開いた。
    沢山の友人に混ざって アントワネットさまとフェルゼンもこっそり参加していた。
    メガネをかけて一応変装はしているのだが バレバレである。
    それでも気づかない振りをみんなはしてくれた。

    新婚旅行はジャポンに行った。
    「前 ボランティアで来た時の紅葉も綺麗だったが 
    やはり桜は格別だな。おばあちゃんが言った通りだ。」
    満開の桜を見上げながら アンドレは感嘆の声を漏らした。
    「アンドレが私にくれたペンの絵柄も 確か桜だったな」
    「うん おばあちゃんが好きだった花だ。
    ただ 庭木には向かないので 家には植えていなかったが」
    「不思議だな。こんな遠くの国に生まれた女性が ヨーロッパで結婚して 
    その孫が再びこの国を助けに来るなんて」
    「おいおい 助けるだなんて 大げさな。
    高校生のボランティアなんて たいしたことは出来なかったよ。」
    しばし 二人で並んで桜を眺める。

    「そう言えば おばあちゃんが言っていたな。ジャポンにはこんな言葉があるって」
    「うん?」
    「『袖すり合うも多生の縁』
    例え衣服が触れ合うような些細なことでも偶然ではなく この世に生まれてくる前の 
    何度も生死を繰り返しているうちにできた因縁によるものという意味らしい。
    だから 大切に人生を生きなさい 
    それはきっとどこかでつながるからってよく言われたよ。」
    「そうか…」
    「だから きっと おばあちゃんがおじいちゃんと結婚してヨーロッパに渡ったのも 
    こうしておまえとおれがジャポンで並んで桜を眺めているのも偶然じゃないんだろうな。」
    「うん わたしもそう思う」

    だとすれば フェルゼンとの出会いも偶然ではなく 
    もしかしたら わたしがフェルゼンに感じた何かは 
    過去世に関係があるのかもしれないと オスカルは思った。

    あれが何なのかは 結局わからなかったが 
    あれがあったから 再びロンドンに行くことになり 
    それがフェルゼンを我が国に来させる原因となって 
    アントワネットさまとフェルゼンが結ばれたことを思えば 
    あれは"過去からの贈り物"と言えなくもない。

    風が吹いて 桜が舞い散る。
    「ああ これが 桜吹雪か…」
    「本当だ 吹雪みたいだな」

    「アンドレ」
    「うん?」
    「生まれ変わってもまた おまえと一緒がいい」
    「おれもだ」

    二人はこうして同じ景色を 隣に並んで
    これからも 未来もずっと一緒に見ていきたいそう感じた。

    結婚後も二人は 共に軍人を続けた。
    生まれた男の子は喜んで ばあやと母上が育ててくれた。
    おかげで 実の両親より二人に懐いてしまった。

    ジャルジェ将軍も内孫が男の子とあって 張り切っている。これじゃ誰の子だかわからない。

    それでも 自分は幸せだと感じているのだから これでいいのだろう。

    「なぁ アンドレ そう思わないか?」
    「ああ おれもそう思うよ。幸せだなって…」

    アンドレはそっと オスカルを抱きしめた。

    FIN

    「袖すり合うも多生の縁」は これで終了です。
    お読みいただきありがとうございました。
    次回からは「約束していた言葉」を連載いたします。
    sidetitle最新記事sidetitle
    sidetitleプロフィールsidetitle

    青林

    Author:青林
    ”ベルサイユのばら”の二次創作サイトを作っています。ぜひ遊びに来て下さいね。

    青林サイトへ

    ただいま、コメントへのお返事は基本的にはしておりませんが、頂いたコメントは大切に読ませていただいています。ありがとうございます。

    sidetitleカレンダーsidetitle
    01 | 2016/02 | 03
    - 1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 - - - - -
    sidetitleカテゴリsidetitle
    sidetitleリンクsidetitle
    sidetitle月別アーカイブsidetitle
    sidetitle検索フォームsidetitle
    sidetitleQRコードsidetitle
    QR