ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]【初回プレス限定スリーブ付】<6>まとめ

    CDが届いた時、音楽は苦手だし、記事は書けないかなと思いながらも 
    とりあえず綺麗なうちにと 少しだけ写真を撮って さっそく聞き始めました。

    そうしたら すぐにグイグイ引き込まれてしまったんです。
    <3>Disc1の記事でも書きましたが、
    『薔薇は美しく散る』を聞くともうすでに気分は「アニばら」モード突入。

    今までCD レコードを買っていなかっただけに 初めて聞く曲にうっとり。
    私の持っている「アニばら」は擦り切れたVHSなので(笑)
    それに慣れていた私の耳は綺麗な音に感動してしまいました。

    思わずすぐいつも使っているリビングのCDラジカセで聞くのはもったいなくて
    一度止めて主人の部屋のCDプレーヤーで聞き直しちゃうくらいに(笑)

    そして、さらに驚いて感動しちゃったのが
    Disc2,3。
    いや~本当に買って良かった+゚。*(*´∀`*)*。゚+

    もう感涙しちゃって 最後まで聞けませんでした(笑)
    Disc2の途中で止めて この感動をお話したいなと 
    記事を書くための写真を追加で撮り始めました。
    そしたら 改めて なかなか凝ったつくりになってることにまたまた感動。

    次は心を静めて落ち着いて ちゃんとブックレットを片手に
    聞き直しました。

    そしたら このブックレットにも感動WWW
    これも記事にしたいなと感じました。

    しかし、本当の感動はラストの『MEコレクション』にありました。
    まさに不意打ちでした。

    腹巻猫様のコラムに

    『効果音が入っているし、音楽のボリュームも一定しない
    (セリフの入るところでは音量がダウンする)。
    それでも「あの場面のあの曲が聴きたい」という願いに応えるべく、収録に踏み切った。……
    音質が良好でないことや諸事情により各曲の詳細が書かれていないことはご容赦ください。 』

    なんて書いてあったからおまけみたいなもんかと思っていたら
    素晴らしい名場面ばかり それも効果音がばっちり効いているではないですか

    Disc3枚順番に聞いてきて 最後にあの肖像画のシーンが登場。
    アンドレに悟られないように 声を殺して泣いているオスカルと
    見えない目を懸命に凝らして オスカルの素晴らしさを語るアンドレを
    瞼に浮かべ、もう涙があふれて 仕方ないのに 
    最後に入っていたアラン達の馬の駆ける音が羽音ように聞こえて
    映像がないから 脳内で勝手に 
    二人が鳥になって天に幸せそうに昇っていく映像が流れてしまい、
    その後 訪れた静寂のなか 呆然としてしまいました。

    そういえば、オスカルが亡くなった時に流れた止め絵の最後は
    馬で駆けていく後ろ姿でしたね。

    このDisc2,3で「アニばら」を再体験、
    いやより深く新しく体験し直すことが出来た上に
    その後の物語まで感じることが出来たのです。

    まだ、十にも満たない年で「アニばら」と出会い
    それから数十年感動し続けてきたのに
    まだこんなに新鮮な驚きと感動を味わえるなんて
    本当に素晴らしい体験でした。

    それでも残念なところもありました。

    「アニメの音楽集が出るって!
    じゃあ「あばよ、ミレーユ」がフルバージョンで聞けるかしら?」

    発売の情報を聞いて一番最初に思ったのがこれでした。
    そして、その夢は案外早く消えました。
    発売前に発表された曲目にそれらしい曲名はありませんでしたから。

    あの歌、結構印象的だったので ぜひ聞きたかったんです。

    この歌以外にも劇場版「エースをねらえ!」から流用された曲は入っていないとか。
    ブックレットによると

    『本アルバムではあくまで『ベルサイユのばら』のために作られた音楽を
    集大成するというコンセプト』

    だと書かれていました。
    たぶんそれはこのアルバムを作って下さった方々の強いこだわりなのでしょう。
    この業界ではそういうものなのでしょうか?

    「アニメベルサイユのばら」の一ファンでしかない自分は
    作中に使われた全ての曲が収められていたら嬉しいのにと、ちょっと思ってしまいました。

    『劇場版「エースをねらえ!」の音楽集が発売される日をお待ちいただきたい』
    と書かれていたけれど 自分が聞きたいのは
    「ベルサイユのばらに使われた曲」としてなんです(涙)

    と言っても どれだけの曲がこのCDに入っていないのか
    実はわかっていないんですけどね(笑)

    あの オスカルが死ぬ前に青い輝く川面から
    暗闇に蛍が飛ぶ幻のシーンの曲は欲しかったなとは思います。

    こんな音楽オンチ(?)な私ですが気が付いたことがありました。

    このCDには沢山の『薔薇は美しく散る』と『愛の光と影』のアレンジが入っています。
    それが重要な場面で悲しく 力強く、時にはまったく雰囲気が変えられて使われていました。

    この2曲は必ずアニメのオープニングとエンディングで使われていますので
    自然と覚えてしまう曲です。つまりお馴染みということです。

    悲しみや勇ましさを盛り上げるBGMはこの世の中に沢山あるのでしょうが
    知っている曲と知らない曲なら、前者の方が無意識のうちにすっと入り込め
    登場人物の心情により一層寄り添うことが出来るのではないかと思ったのです。

    こんなところにも 音楽にあまり親しみのない私が夢中になる要素があったのかもしれません。
    そして、何回となく繰り返しこのアニメを見返してきた私には
    このアニメで使われている曲すべてがいつの間にか
    「お馴染みの曲」になっていたのですね。

    あまり腰を据えて音楽鑑賞などしない私はこれからも
    特にDisc2,3を何度も聞き直すことでしょう。

    家事をしながら、本を読みながら お茶を飲みながらという
    ながら聞きの私はばっちり歌の入ったものより 
    ヒーリング‐ミュージックのようなものの方が嬉しいのです。

    Disc2,3の分け方もその点イイですね。
    通常は明るい曲調も多いDisc2、しんみり泣きたい時はDisc3と使い分けられます。
    もちろん プログラムして 好みのものだけをリピートしてもいいのですが
    このCDの曲の並べ方は聞いていて ほぼ流れるように自然なので
    私はそのまま聞いています。

    ふと、手を止めて しばし目を閉じて聞き入り
    ああ、そう あの時の曲…
    なんて ジーンとしたりしています。

    その時の心境は オスカルが画家のアルマンに
    パリご訪問の話をされて
    「覚えている あの日の青い空は 本当に 美しかった」
    と語る心境に酷似している気がするのです。
    (もちろん イメージですよ イメージだけwww)

    こんな素晴らしい作品を作って下さった皆様に 
    そして、CD化してくださった腹巻猫様始め 関係者の方々に
    本当に感謝しています。ありがとうございました。
    これからも繰り返し大切に聞かせていただきます。

    このシリーズは今回が最終回です。
    お読みいただきありがとうございました。


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    約束していた言葉 <45>

    引っ越しの日 馬車に乗りこむアントワネットは
    もう一度ベルサイユ宮殿を振り返った。
    こうして改めて見ればあちこち痛み 
    かつての栄華がもう失せていることに気づき驚いた。

    "それでも テュイルリー宮よりはマシかもしれない"

    もう何年も 打ち捨てられていた宮殿は荒れ果て 
    浮浪者が住みついていると聞いている。
    「アントワネットさま」
    「フェルゼン」
    「馬車にお乗りください。どこへ行かれようとこのフェルゼンがお供いたします。」
    その力強い言葉にたされ アントワネットは馬車に乗り込んだ。

    ラ・ファイエット将軍率いる国民衛兵隊と僅かばかり残った近衛兵を
    ジャルジェ将軍が指揮して馬車の護衛に当たった。
    アントワネットの馬車には マリー・ルイーズ王女とルイ・シャルル殿下 
    王の妹エリザベス内親王が乗っていた。

    「お姉さま 大丈夫でございますよ。先日のパリご訪問の際にも
    兄はパリ市民に大変な歓迎を受けたそうではありませんか。」
    義妹にそう励まされてもアントワネットの心は晴れない。
    三部会の時も王は歓声を浴びたが
    自分にはひとつの声も上がりはしなかったのだ。

    静かに行列は進んでいく。
    途中前を行く王と王太子の乗った馬車から王が顔を出し フェルゼンを手招きした。
    フェルゼンは馬を早めて前に進んだ。
    「フェルゼン伯、王妃はどうだね。だいぶ気落ちしているのではないだろうか?」
    「はい。残念ですがそのようにお見受けいたします。」
    「これを王妃に。」
    「承りました。」

    フェルゼンは馬を止め、後ろの馬車を待った。
    王妃が不安そうに尋ねる。
    「陛下は何を?」
    「これをお渡しするようにと。」

    渡されたのは可愛い組木細工であった。
    「お母さま ぼくこれ知ってる!」
    シャルルは小さな手を伸ばして母親から箱を受け取ると あれこれ調べ出した。
    「この箱はね。ちゃんとした順番で崩していくと開けることが出来るんだよ。
    前にお父さまが教えてくれたの!」
    一生懸命 あちこちを押したり引いたりしていたら、やがて 一面がスライドして少しずれた。
    箱の向きをあれこれ変えてあちらこちらをずらしていく。
    「やった!開いた!」
    たっぷり20分以上かけてシャルルはついに箱を開けた。

    「わぁ綺麗。」
    中には色とりどりの飴が入っていた。
    子供達はそれを摘まむと光にかざして眺め 口に含んだ。
    「美味しい。」
    「お母さまも 叔母さまも召し上がって。」
    マリー・テレーズが勧めるのをアントワネットは素直に受け口に含んだ。

    柔かな甘味が口に広がる。
    「ねぇ 美味しいでしょ。」
    膝にとりついて顔を覗き込むシャルルにアントワネットも笑顔で答えた。
    「ええ、とっても。」

    その様子を隣で微笑ましく見ていたフェルゼンは再び馬を進め、王の馬車の横に着いた。
    「箱は無事に開きましてございます陛下。皆さま美味しく召し上がられております。」
    「そうか それは良かった。君もどうかね。」
    ルイはひょいと手を伸ばした。
    フェルゼンは一瞬戸惑ったが手を伸ばしてそれを受け取った。
    「あなたには特別なものだ。」
    口に含むと ブランデーのまろやかな味が飴の薄い膜を破って溶けだしてきた。

    パリ市民の歓迎は大変なものだった。
    人々は沿道を埋め尽くし家々の窓からは花が巻かれ 三色旗が翻った。
    「国王万歳!フランス万歳!」の声が絶え間なくあがった。

    その歓声の中 マリー・アントワネットは氷ついた顔でカーテンを閉め、過ごしていた。
    けれど、幼いルイ・シャルルは外の歓声が気になりソワソワしていた。

    やがて馬車が止まり 扉が開かれると 待ちかねたように外に飛び出した。
    すると ヤジが飛んだ。
    「おやおや、フェルゼンの子が顔を出したよ。」
    「ほんとだ。王にぜんぜん似てやしない。」

    この声にアントワネットはカッとなって飛び出そうとしたが 
    それより早くラ・ファイエット候が動いた。
    「今、暴言をはいた者。前に出たまえ。」
    先ほどまであれほど騒いでいた市民が静まり返った。

    「いいか、今後王室に対して 不敬な言動をする者は 軍が取り締まる。
    そのつもりでいたまえ。」
    ラ・ファイエット候は馬を下りると ルイ・シャルルの手を取り 宮殿内へと向かった。
    その後ろ姿をフェルゼンは苦しげに見送るしかなかった。

    車内にはまだ女性三人が残っていた。
    アントワネットには車外に出る勇気が持てなかった。
    エリザベス内親王が見かねて 自分が先に降りようと決心した時、
    ドアのところに温和な顔がひょっこり覗いた。

    「我が妃よ。さあ」
    ルイは 肉厚で温かそうな手を差し伸べた。
    その手をアントワネットは掴み車外に出た。
    外の日差しは思いの外 暖かで明るかった。
    昼の一番太陽の高い頃である。
    市民は何も言わず 王と王妃が宮殿に入るのを見守った。

    王の馬車からは ジャルジェ将軍が
    ルイ・ジョゼフを抱いて車いすに座らせていた。
    「殿下 よく辛抱なさいましたな。」
    「いいえ、ちっとも辛くありませんでした。
    お父さまは始終面白いお話をして下さりながら ぼくの体をさすってくれましたから。」
    「さようでございましたか。」
    老将軍は車いすを押して宮殿に進む。

    "わたしも年老いたものだ 最近は涙もろくていかん"

    僅か7歳で 周りを気遣い 青い顔で息を荒くしながら 微笑む王子に
    ジャルジェ将軍は胸が締め付けられるのだ。

    宮殿は急ごしらえとはいえ 何とか王一家が住まうくらいの場所は整えられていた。
    「こんな所で…」
    アントワネットの言葉にルイは
    「わたしはこれで満足だよ。」
    そう言って微笑んだ。

    始めこそ、ボロボロであったが 
    後にラ・ファイエット候や 王妃に憧れを抱くミラボー氏の尽力により 
    王室費として 年2500万リーブルの予算がみとめられることになる。
    さらにベルサイユ サン・ジェルマン、サン・クルー、フォンテーヌブロー、
    コンピエーニュ、ランブイエにある農地と森林からの収入も認められた。

    これらの資金で、従僕やコック などの召使い総勢677名を揃えることが出来た。
    宮廷の官職者たち約100名もテュイルリー宮殿内に居室が与えられ、
    ベルタン嬢や髪結師のレオナールも伺候するようになった。

    これらの事は この人類初の革命に危機感を抱く諸外国からの
    過剰な干渉を避けるためにも重要なことであった。
    決してこの革命が王制を破壊するものではないのだと 示さなければならなかったからだ。

    (つづく)

    ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]【初回プレス限定スリーブ付】<5>Disc3

    ついに、号泣覚悟のDisc3のお話です。

    前回のDisc2が1話~20話が中心であったため
    切ない曲があっても、明るく楽しい曲調のものもそこそこあるため
    「くすん・・・」くらいですんでいた涙が
    Disc3では「わぁー」と声を上げたくなるくらい泣けてきます。

    出だしはやはり『アバンタイトル』
    DIsc2に収録の曲とは違うバージョンです。

    そしてDisc2 同様、ストーリーを追うように テーマごとに曲が流れていきます。

    あの偽黒い騎士が活躍する場面の
    運動会みたいな曲ももちろん入っています。
    その名もずばり『黒い騎士』

    その後も後半の名場面を彷彿とさせる 曲が次々に流れ
    ラストを知っているだけに いやがうえにも 胸が熱くなり
    気が付けば泣いていた、もしかしたら耐え切れず一度CDを止めてしまったという人も
    いるのではないかというくらい迫るものがあります。
    (私は実はDisc2ですでに途中止めしちゃいましたw)

    アニメを見るのと違って、あの切ない名場面を連続して次々見せられるようなものですから。

    そして、オスカルが亡くなった時に流れた曲『オスカルー永遠にー』が流れるのです。
    さらに すばらしいことにこの後に『麗しき人よ!』が流れ
    気分を救い上げてくれて 大作を見きった後のような清々しさと満足感を味あわせてくれます。

    その後『愛の光と影』『薔薇は美しく散る』などが流れていきます。

    そして、最後に収録されているのが『MEコレクション』
    これがめちゃくちゃ良かったです。

    これはセリフが無くて音楽と足音とか食器の効果音だけが入っているのですが
    セレクトされているのが 本当に名シーンばかりでした。

    シャルロットのあのシーンなんか 例の音が入っていて…

    キャ━━━d(○`□´○)b━━━!!

    オスカルがピアノを演奏するシーンもここにあるのですが
    食器のカチャという音なんかが この後起こることを知っている人には

    ブルブル・・・((((;゚Д゚)))))))

    もちろん、そのシーンはありませんが、この後悲嘆にくれるアンドレが飲んだくれて
    吟遊詩人と語らうシーンがあります。そうですあの手風琴の調べが聞けるのです。

    水音がまた物悲しくて・・・

    そしてこの「MEコレクション」のラストが
    つまり「ベルサイユのばら 音楽集」の最後の曲が
    アンドレが懸命にオスカルの肖像画を語るあのシーンなのです。

    なんて なんて 素晴らしいエンディング。

    こうして聞き終えてみると 本当に切ない曲が多くて 
    泣いてしまいました。

    しばらく 脱力してしまうくらい・・・

    宝塚歌劇『ベルサイユのばら』衣装・パネル展&トークショー

    東京スカイツリータウン ソラマチ5Fにある「J:COM Wonder Studio」で
    宝塚歌劇『ベルサイユのばら』衣装・パネル展&トークショーが開催されます。

    http://www.myjcom.jp/wonderstudio/201607_01

    衣装やパネル ポスターなどの展示や
    シャンシャンと背負い羽根を身に着けての記念撮影コーナーなどがあります。

    7月14日(木)14:00からは元宝塚歌劇団トップスター榛名由梨さん、紫吹淳さんの
    スペシャルトークショーも開催されます。

    整理券が必要なものもあるようです。
    詳しいことはまだ発表されていませんが
    決まり次第、上記公式ページでお知らせされるようです。


    開催日時:7月10(日)~7月15日(金)10:30~20:30
        (14日(木)はトークショー開催のため、 衣装・パネル展は一時中断となります)

    開催場所:J:COM Wonder Studio(東京スカイツリータウン ソラマチ5F9番地)

    7月14日はまさに革命記念日ですね。
    記念すべき日を「ベルサイユのばら」のイベントで過ごせるなんて素敵ですね。


    ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]【初回プレス限定スリーブ付】<4>Disc2

    この「ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]」が
    「完全版」と呼べるのはまさにこのDisc2,3があればこそですね。

    アニメで使われたあの曲 この曲
    物語を盛り上げて、印象付けてくれた珠玉の名曲揃いです。

    曲の並びも アニメのストーリーを基本追うような作りになっています。
    その上 連続して聞いていても 気持ちよく聞けるようになっているのです。

    BGMですから 一つの曲が色々な場面で使われているわけで
    それを どの曲と並べて聞かせるかはなかなか難しい気がします。
    それを何気なくさらりとこなされているのが、凄いなと感じました。

    例えば『やすらぎの時』と『情熱の紅いばら』が並んでいます。
    『やすらぎの時』は嫁ぐ前アントワネットが
    オーストラリアで噴水で蝶と遊んでいるシーンの曲です。
    この幸せだった頃を思わせる曲の後にアントワネットにとって 
    つらく切ないシーンで使われることの多かった『情熱の紅いばら』がくると
    胸がきゅっとしてしまいます・゚・(つД`)・゚・

    それでは聞いていきましょう。

    Disc2ではまず、『アバンタイトル』から始まります。
    「アバンタイトル」とはアニメのオープニングに入る前に流れるプロローグシーン事だそうで
    この曲はアバンタイトルの冒頭のにいつも流れるあの短い曲です。

    さあ、始まりますよと高らかに響く曲ですね。
    この曲の後にオスカルが誕生するアバンタイトルをイメージさせる曲が続き
    聞いていると「さあ始まるぞ」とワクワクします。

    その後、1話~20話までを追うように テーマを持たせて
    曲が並んでいきます。

    そして、エンディングテーマ『愛の光と影』が流れ
    この後、いつも次回予告の時に流れていたBGM『次回予告』が入ります。
    この流れで ついアニメを終わった後の何とも言えない気分を味わってしまいました(笑)

    この後、歌い方の違う『バラは美しく散る』が2曲入り
    その後、番宣音楽コレクションという 『バラは美しく散る』と『愛の光と影』の
    短かくいろいろアレンジされた曲が入ります。

    そして、ポリニャック夫人の歌が始まります。
    あの オペラ、「宝石の歌」というのですね。
    何とも ピッタリの選曲です(笑)

    Disc2のしめくくりはこれも意外な
    『オスカルのピアノ(劇場版)』が入ります。
    劇場版で使われた曲だそうです。
    本編で使われたオスカルのピアノの演奏曲も
    ちゃんとDisc3に入っていますから安心してくださいね。

    次回はそのDisc3について お話します。


    『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命

    池田理代子先生の新しい本
    「『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命」が7月9日に発売になります。

    『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命 Amazon

    価 格:842円
    出版社:ベストセラーズ

    発売が楽しみではありますがキャッチコピーの
    「権利を勝ち取った市民の罪とは?」などの言葉が
    とても 気になってしまいます(´・_・`)


    約束していた言葉 <44>

    捕らえた賊の自供と持っていたビラなどから この恐るべき計画が明るみに出た。
    オルレアン公が主犯格とあっては パリの警察では手に負えず 
    この件は国民議会と王に委ねられた。
    議会はこれに苦慮し王室内の内輪もめとして 王の裁量に任せることにした。

    ルイはすぐさま オルレアン公の出頭を命じた。
    「あなたは 何故ここに呼ばれたのか お分かりですね。
    あなたはわたしの従弟だ。望むのなら 家督を息子のフィリップ殿に譲り
    隠居することを認めてもいいのだが。」

    居合わせた人々は口々に反論した。

    「なりません。陛下。」
    「そうでございます。公の今までの陛下に対する無礼の数々を考えましても、
    この機会に断固たる処分を行うべきですぞ。」
    「そうですとも。陛下。」
    「陛下。御決断を!」

    皆の意見が出尽くすのをルイは静かに待った。
    「皆の意見は分かった。だが わたしの意見は変わらない。どうなさる?」
    オルレアン公は観念した。
    「相変わらず 高いところからお優しい事だ。
    いいでしょう。陛下のお顔をたてましょう。」
    オルレアン公はラ・ファイエット候に付き添われ ベルサイユを後にした。

    この決定は王の側近たちをがっかりさせた。
    「またか… 全く陛下はお人がいいんだから。」
    「くそ!ルイ15世の御代ならこれ幸いと処刑されていただろうに。」
    「ああ…!もう!」

    しかし そうでもない者もいた。オスカルである。
    「アンドレ 陛下らしいと思わないか?」
    「そうだな。だが 確かにオルレアン公を決定的に叩くチャンスではあったな。」
    「ここで オルレアン公を処刑するのはたやすい。
    それをなさらない陛下を気弱いという者もいるだろう。
    だが、本当に気弱い者ならば 
    むしろオルレアン公を処刑してしまった方が安心するのではないか。
    そうなさらない陛下をわたしは真に強い人間だと思う。
    残虐で冷酷なのが強さではないだろう。」
    「うん。おれもそう思う。命の危険を顧みず 民衆を信じ パリを訪問なさった陛下だ。
    弱い人間であるはずがない。」

    オスカルは自分が今していることが 間違いではなかったと確信した。

    それにしても、やはり パリとベルサイユでは温度差が出来てしまうようだ。
    オスカルは王に進言することにした。
    「陛下。急ぎパリにお移り下さい。
    ベルサイユはもはや いえ、もとよりフランスの中心ではなかったのでございます。」
    これは かなり 無礼な発言である。王のいるところがフランスの中心であるのだから。
    けれど、ルイは気を悪くすることはなかった。
    「そうだね。そうするとしよう。」
    「ありがとうございます。陛下がフランスの中心におわせば国情も早く安泰するでしょう。」
    オスカルは深々と頭を下げた。
    ルイ自身も自分がパリにいないことが事態を悪くしていると感じていたのだ。

    本当ならば春から改築にかかり引っ越すはずであったのだが 
    「来週には宮廷を移したい。とりあえず雨露をしのげればよい。」
    ルイはそう命じた。
    比較的使えそうな部屋の多いテュイルリー宮に引っ越すこととなり 急ピッチで改装が進んだ。
    ルイの希望で 新しい家具や食器の購入はせず 
    ベルサイユやムードンなどから運ばせることにした。

    議会もセーヌ川に面した「サル・デュ・マネージュ」に階段席が作られ 
    急場作りではあるがともかく 王の引っ越しとともに議会を開催できるように間に合わせた。
    これで議員達もパリとベルサイユを行き来しなくて済むようになったのだ。

    (つづく)

    ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]【初回プレス限定スリーブ付】<3>Disc1

    さていよいよ 曲を鑑賞していきましょう。
    と、その前におことわりしておきたいことがあります。
    このアルバム内では同じ曲のアレンジやバージョンが沢山でてくるのですが
    それにこだわって 萌えをお話しすると、とんでもなくややこしくなるので
    そこのところは当ブログではアバウトにさせていただきます。

    本来、このアルバム、色々なアレンジやバージョンが楽しめることこそ
    醍醐味ではあるのですが。

    例えば今からお話する『薔薇は美しく散る』も
    「2番は通常オープニングの時、使われていないのですが」なんて話すより
    「オープニングの曲です」と言っちゃったほうが伝わるんじゃないかと思うのです。
    申し訳ありませんがご了承ください。

    それではまずはDisc1の最初の曲『薔薇は美しく散る』からお話しますね。
    この激動のアニメのオープニングを飾る素晴らしい曲です。

    最近はアニメのオープニング曲が変わってしまうことが多いですが
    オープニング曲は聞くと 「アッ始まるな」と心が条件反射して
    アニメの世界に入り込む準備をする大事なものだと思うのです。
    変えないでとは言いませんが そのアニメにあった曲にはしてもらいたいなと思います。

    放送中一度も変わらなかったこの主題歌を聞くと
    私は無条件に「アニメベルサイユのばら」に入り込めてしまうのです。
    しかもこのアニメのために作られている曲なのでイメージはぴったりです。

    若いファンの方の中には もしかしたら
    今回初めてこの曲の2番を知った方もいらしたかもしれませんね。

    今回のアルバムにはこの曲のアレンジが沢山入っていてその聞き比べも出来ますよ。

    次の曲がDIsc1で私が一番萌えた 志垣アンドレの
    「千の誓いがいるか、万の誓いが欲しいか」
    が入っている『情熱の紅いばら』

    いや~ん、志垣アンドレと田島オスカルが「愛の誓い」してる(ノ∇≦*)

    これだけでも このアルバムを買ったかいがあったなと思いました。
    やはり 志垣アンドレは最高ですね。

    蛍ナイトも良かったけれど、
    できればその前に少しでも恋人同士の時間が欲しかったなと
    常々感じていましたので とても嬉しかったです。

    この曲は「合言葉は”サヨナラ”」でオスカルとアントワネットが
    「オールヴォワール」と言い交すシーンなどで使われていました。

    3曲目は『愛ゆえの哀しみ』

    他にレコードもCDも持っていない私は初めて聞く曲ですね。
    Disc1にはこの曲の他に『MAGICAL ROSE』 『星になるふたり』
    『私はとらわれびと』など、本編で使われていない曲が収録されています。

    さて『愛ゆえの哀しみ』ですが
    私は聞いたとき オスカルが恋に苦しむフェルゼンを想っている曲だと感じました。

    『相寄る心 とめられないが
     愛する言葉 言えずに
     生きている 二人』

    とか

    『すべて捨てて 生きることは
     君と僕は 出来ぬ運命

     君の名を叫びたい
     耐えてほしい つらいだろうが』

    等々の歌詞がフェルゼンとアントワネットの事のような気がしました。
    アンドレとオスカルはしょっちゅう名前呼び合ってますし
    すべてを捨てて 革命に走っていきましたから。

    それに
    『君を見ると 胸の奥に
     甘い痛み 走り抜ける』

    『何もまだ知らぬ頃
     子供の日に 帰りたいよ』

    などの歌詞がオスカルがフェルゼンへの恋に苦しんでいる時の
    心情に感じられます。

    『人はなぜに 愛を知って
     そして それに苦しむのか』

    も「アンドレ青いレモン」の回のフェルゼンとオスカルの会話を連想させます。

    『楽曲解説』には『オスカルとアンドレの思いを歌っている』と書いてありました。
    なるほど、確かに アンドレ目線でも読める歌詞ですね。

    それにしても田島令子さんの歌声、綺麗ですね。
    聞き惚れてしまいました。

    この後に続く曲は『MAGICAL ROSE』 と 『星になるふたり』
    この2曲はディスコ調でやや異色な曲です。
    馬飼野氏のインタビューに『アルバム用に』と書いてあった曲だと思われます。
    きっと 全体に変化をつけるために 
    アップテンポなリズムのある感じにしたのかもしれませんね。

    6曲目に『麗しき人よ!』

    第2話でアントワネットが馬車で行進するシーンなどで使われていた曲です。
    アントワネットのセリフが入っています。

    7曲目が『私はとらわれびと』

    『楽曲解説』には誰のとは書かれていませんでしたが
    私的には アントワネットとシャルロットの曲のように感じました。
    切ない乙女心を歌っています。

    8曲目は『優しさの贈り物』

    「熱き誓いの夜に」のラスト、
    オスカルとアンドレが馬で駆けていくシーンなどでかかる曲です。

    切なくもダイナミックな曲ですね。

    9曲目は『愛の光と影』

    志垣アンドレのネタバレ絶叫でおなじみのエンディングテーマです(笑)
    アンドレの並々ならぬ思いが伝わる曲ですね。

    昔、2番の『君を抱くのは 一人の男』の歌詞を
    初めて知った時は まだ若かったので 少し怖かったのをおぼえています。
    アニメアンドレは毒殺未遂はしていませんが
    やっぱり アンドレはアンドレと思ってしまったのでした。

    今はしんみり聞くことが出来ます。
    歌詞の意味も「お前を抱くことのできるのはおれだけ」という解釈とは別に
    「身分とか、主従とか、そういう物をはずして ただ一人の男」
    ともとれるようになりました。そう考えると その前の歌詞『剣を置いて』が
    「軍人とか、ジャルジェ家の跡取りとか、そういうのを置いて ただの一人の女として」
    と読め、「ただの男と女として お前を抱くよ」という意味に
    素直に感じられるようになったのです。

    アンドレ萌えの私にとっては『薔薇は美しく散る』よりこちらの方が
    アニばらのメインテーマですね。

    この後は上記の曲の歌の無いカラオケバージョンや別バージョンなどが続きます。
    こちらも聴きごたえがありました。この10曲目から18曲目は初商品化だそうです。


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    「ベルサイユのばら手帳」は気になるアイテムではありますが 
    とても手が出る値段じゃない(涙)

    まっ あきらめるとしますか CD買ったばかりですしね(´∀`;)ゞ

    ベルサイユのばら 音楽集 [完全版]【初回プレス限定スリーブ付】<2>ブックレット

    このアルバムは「アニメ ベルサイユのばら」のファンであれば
    いきなり聞いても かなりのめり込めると思うのですが
    付属の「ブックレット」を片手に聞けばなお一層楽しめると思いますので
    先にこちらのお話をしたいと思います。

    この「ブックレット」には曲目や歌詞だけでなく
    アルバムの解説や馬飼野康二氏のインタビューなど
    興味深い読み物も掲載されています。

    P1020913.jpg

    中でもそれぞれの曲の説明が書かれている「楽曲解説」がとてもよかったです。
    その曲が印象的に使われた場面などが丁寧に説明されているので
    すっと頭にそのシーンがよみがえります。
    特にDisc2,3はほとんどが歌の無い曲ですので 一層ありがたみが増します。

    何も読まずに聞いたときは自分がふっと思いつく場面で
    脳内再生されますが この「楽曲解説」を見ると
    同じ曲が他の場面でも使われていたことを思い出せたり
    バージョンの違いなども解説されているのでより楽しむことが出来ます。

    そして今回、新たに曲名が付けられたり、付け直された曲がいくつもあります。
    『「ベルサイユのばら 名場面音楽集 薔薇は美しく散る」から曲名をなるべく使用した』
    とありますが、これに収録されていたBGMが25曲しかないので 
    かなりの数の曲名を付けたことになります。

    ブックレットには「ベルサイユのばら 名場面音楽集 薔薇は美しく散る」の
    収録内容も載っていますので どれが新たに付けられたものか
    分かるようになっています。

    さらに『抽象的すぎるものは新たに曲名を付け』とあります。
    例えばもとは<時代の流れB>という曲名の曲に(愛のときめき)と付けてあるのですが
    確かにこの方が この曲にはあっているし、分かりやすいですよね。
    「突然イカルスのように」でフェルゼンがフランスに帰ってきているのを知って
    アントワネットが胸をときめかせていた時などに使われていた曲です。

    歌詞のない曲の曲名を分かりやすくつけるのは難しいことなのではと思うのですが
    さすがはプロ。つけられた曲名はどれもしっくりきました。

    (M67)というより(こういうのMナンバーというのですね。初めて知りました)
    『切なく想いを秘めて』という方が断然いいですものね。
    ちなみにこのBGMは「アンドレ青いレモン」で
    アンドレが愛の告白を涙ながらにする場面で使われていた曲です。

    「ほら、あの場面で使っていた曲」というより
    ちゃんと曲名が分かる方が親しみがわきますね。

    ひとつ残念なのは これほどベルサイユのばらを理解してくださっているようなのに
    「突然、炎のごとく」というブロックタイトルが使われていたこと。
    ここはぜひ、「突然イカルスのように」としていただきたかった○| ̄|_

    P1020915.jpg

    全般として専門用語(?)が使われていても
    私のようなシロウトにも何となくおおむねの意味は理解できる親切な文章でした。

    今まで発売された「アニメベルサイユのばら」の
    レコードやCDとの比較も分かりやすかったです。

    鑑賞される際には是非、この「ブックレット」をお手元においてくださいね。


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    青林

    Author:青林
    ”ベルサイユのばら”の二次創作サイトを作っています。ぜひ遊びに来て下さいね。

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    ただいま、コメントへのお返事は基本的にはしておりませんが、頂いたコメントは大切に読ませていただいています。ありがとうございます。

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