エピソード6 考察ー14- スペシャルなキャラ

    このエピソード6中 もっとも わたしが感銘を受けた方、フランソワ王子です。

    恋はつらぬいたけれど・・・


    レニエ君と張り合うほどの美貌の貴公子でいらっしゃいます。

    彼とレニエの会見はこの作品の中で もっとも優れた場面で
    このシーンが描きたいがために エピソード6が作られたのではと思えるほどです。

    二人の青年がそれぞれの立場で考える もっとも良い選択とは

    苦しくとも 選ばねばならない道とは

    互いの立場と状況を 思いやることが 自分自身が苦しみに立ち向かう力にもなりえる。
    二人のやり取りはまさに 歴史の一場面であり そこに生身の人間がいるのだと

    心に血を流して 公人として生きる二人の若者がいるのだと

    胸に響いてくるのです。

    この決断はフランソワ王子にとっては

    ”好きな女とハプスブルグ家を手に入れるため 国と民を売った王”

    とのそしりを受けかねないものです。
    真実が民と国を戦火から救うためだとしても。

    そして それを勧めるレニエもまた、そのことを理解しており
    自分の行っていることの理不尽さに心を痛めているのです。

    レニエの苦しみを聡明なフランソワ王子は汲み取られておいででした。

    上はわたしがエピソード6の中で一番好きなページです。
    ナレーションに「幸福な・・・・」と書かれているのに対してその表情は複雑です。

    彼はこの後、マリア・テレジアさまと結ばれても不釣り合いな結婚だったため 
    オーストリアに行ってからも嫌がらせを受けたり苦労が絶えなかったようです。

    ですが 温かく寛大な心で 偉大な妻を助け 多くの子供達の良き父であり続けました。
    能力的にも決して無能ではなく経済に芸術にとおおきな貢献をされています。

    そんな彼が亡くなった時、始めあれほど彼を軽んじていたオーストリアの人々は 
    その死を悼み敬意を示したのです。

    最後は確かに幸福と言えるかもしれません。
    けれど 心にはいつも愛してやまないロレーヌ公国の姿があったのではないでしょうか。

    閉じられた彼の目に映る風景。
    彼は幾度となく 一人想いを馳せたのではないでしょうか。

    そんな彼を心から愛した妻、マリア・テレジア

    すでに5歳の頃より、私の心と精神は、ただひとりの男性によって占められてきたのです


    彼女は生涯 フランソワ王子を愛し 夫の死後 喪服しか着なくなってしまいます。
    そして、今二人はともにカプツィーナー納骨堂に眠っていらっしゃいます。

    今回のエピソードの中では明るくはしゃぐ恋人同士の顔と 
    君主としての葛藤がみごとに描かれていました。
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